
今回はリハビリ勉強会として、最新のVR技術を活用した「mediVR『カグラ』」の体験会に参加しました。この体験を通じて、リハビリの現場における新たな可能性を感じました。
特に興味深かったのは、VR環境が筋緊張の低下をもたらす可能性があるという点です。これはリハビリテーションにおいて非常に重要な要素です。
また、副交感神経が優位になることも確認されており、心身のリラックス効果が期待できる点が印象的でした。
さらに、半側視空間失認や注意障害の改善に対する効果も見逃せません。実際にVR環境で特定のタスクを通じて、半側視空間失認の改善が見られた事例を拝見しました。高次脳機能障害は日常生活に大きな影響を及ぼすため、VRを用いたアプローチが有効であることを実感しました。
また、このVRを利用したアプローチによって体幹機能の改善が見られ、歩行能力の向上にも繋がる事例も紹介されていました。これにより、日常生活における自立度が高まることが期待されます。
実際にVRを体験した弊社職員からは、視覚環境の変化が集中力や注意力を高めるのに役立ったとの声がありました。
今回の体験会を通じて、VR技術がもたらす可能性とリハビリテーションの現場での活用方法を考える良い機会となりました。今後もこのような新しい知識や技術を取り入れ、より効果的なリハビリテーションを提供できるよう努めていきたいと思います。