4月17日の勉強会では、前回の「歩行におけるバランス能力の評価とリハビリ内容」からの流れを受け継いで、「バランス能力と中殿筋の評価・リハビリ内容」に焦点を当てました。参加者は3名ずつ4組に分かれて実技練習を行いました。
例えば、以下は1班の活動内容です:
最初に、片脚立位で治療を行う側の下肢を決め、次のような活動を行いました:
- 臥位での中殿筋の筋力評価と筋力強化練習
- 座位での求心性・遠心性・等尺性収縮の練習
- 立位での静的・動的バランスの練習
今回の目標は、中殿筋の筋力強化ではなく、バランス能力や歩行の安定性を向上させるための中殿筋の強化です。そのため、片脚ブリッジやサイドステップなどのCKC(Closed Kinetic Chain)を選択しました。
また、臨床場面ではMMT1~2レベルの患者も多いため、背臥位で下肢の重さを介助して取り除き、微小な抵抗を加えた筋力強化練習も行いました。
各班が異なる練習方法を行ったため、次回はそれらの成果を共有する予定です。楽しみにしています。