毎週水曜日は、弊社のリハビリ専門職が集まり、知識と技術の向上を目指す「リハビリ勉強会」を実施しています。
今回は、先日職員が受講してきた外部研修の内容を、社内で共有する「伝達講習」として開催しました。
研修内容を「活かせる技術」へ
外部研修で新しい知識を得ることは非常に重要ですが、「研修を受けただけで終わり」では、実際の臨床現場で活かせないことも少なくありません。
私たちは、研修で学んだ内容を職員同士で共有し、「分かったつもり」を「実際に使える技術」へと昇華させるため、この伝達講習を継続して行っています。
今回の勉強会も、知識の定着と応用力の向上を大きな目的としました。
テーマは「即効!股関節機能に対する徒手療法」
今回のテーマは、利用者様のADL(日常生活動作)に直結する「即効!股関節機能に対する徒手療法」です。
勉強会で用いた資料にもある通り、大腿骨骨折後のリハビリテーション、下肢筋力低下に伴う股関節の屈曲制限、内転筋の緊張による股関節痛など、様々なケースに対応するための専門的な手技に焦点を当てました。
特に、歩行時に重要となる股関節の伸展を改善するためのアプローチを重点的に学びました。
実践形式で理解を深める
講義だけでなく、参加者全員が実技を行う実践形式で進めました。
職員同士で患者役とセラピスト役になり、手技やポジショニングを入念に確認し合いました。
単に手技を覚えるだけでなく、利用者様の状態を正確に把握し、個々の症状に合わせたアプローチを選択する重要性を再認識する時間となりました。
私たちは、このような継続的な社内勉強会を通じて、職員一人ひとりの専門性を高め、常に最新かつ質の高いリハビリテーションサービスをご利用者様に提供できるよう努めてまいります。
外部研修で得た貴重な学びを、しっかりと現場に還元し、地域の皆様の健康と自立を支え続けることが使命だと考えております。
