今回はパーキンソン病の症状と特徴についての学びや気づきが得られた勉強会でした。

• パーキンソン病は従来はドパミン作動性神経回路の障害とされていましたが、近年ではコリン系、ノルアドレナリン系、セロトニン系の障害も明らかになってきた。
• 症状は運動症状だけでなく、非運動症状も重要で、認知機能障害も高確率で合併する。
• パーキンソン病の認知機能低下の特徴は前頭葉機能の低下であり、物忘れは年齢相応で病識もあるが、遂行機能障害が目立つ。
• 遂行機能とは、目的を持った一連の活動を有効に成し遂げる能力で、これまで簡単にできていた作業や仕事などに時間がかかるようになったり、できなくなったりする。
• この認知症状にはL-ドーパも有効ではないとされている。

このように、パーキンソン病の症状は運動症状だけでなく、認知機能障害も重要な側面であり、特に遂行機能の低下が特徴的だと理解しました。

パーキンソン病の利用者さんに対して、運動症状だけでなく認知的な側面からも適切な介入を検討することが重要だと感じました。